去る9月10日(土)16:00より毎夏恒例の”超癒し系デュオライブ”を行ってきました。
場所は新薬師寺や不空院などの由緒あるお寺が並ぶ閑静な佇まいのろくさろんです。
奈良大芸術祭参加公演として取り上げられたこともあり満席となりました。
皆様のご来聴心より御礼申し上げます。
チェロの荻野健氏との超癒し系デュオは2010年よりスタートし今年で7年目となります。
非日常的な緩やかなひとときをご提供するライブとして位置付けており、毎回テーマを設けてチェロとギター
でできる音楽の枠を拡大しているところです。
今回、第一部ではチェロとギターのために書かれた作品、ブルグミュラーの3つのノクターン、
ドッツアウアーのポプリを演奏してきました。特にこのドッツアウアーの作品は関西ではほとんど演奏されない
ので貴重な機会でもあったと思います。(演奏者・聴衆ともに)
オーディエンスの方にとって初めて聞く作品であったと思いますが、演奏後力強い拍手をいただきました。
その作品の美しさ、エレガントさを感じ取って頂けたものと思います
また、第2部はチェロとギターで奏でるラテンのスタンダードナンバーで、グラナダ、アマポーラ等弾いて
いきましたが、特筆すべきはティコティコ・ノ・フバーがかなり面白く仕上がったことです。
この曲はフルート等の旋律楽器で合わせると最もクリーンに仕上がりますが、チェロのような低音楽器で
無窮動曲を弾くとともするとゴワゴワした感じになりやすい。ところが名手荻野氏の手にかかれば見事に
小鳥がトウモロコシの餌をついばむ印象を描いていました。
9月17日(土)19:00から大阪公演もあります。
奈良公演とは多少プログラムを変更します。
まだ席はございますのでご興味がある方は是非ご来場ください。お待ちしております。